おもちつき
diary
おもちつき
12月15日(金) おもちつき
「もうすぐ おもちつき! 」
おさらい会のころから、指折り数えて、楽しみにしていた子どもたち。
穴川花園幼稚園の子どもたちも先生も、食べることだいすき! 食いしん坊ぞろいなのです。
お正月を迎える準備!
保護者の会のお母さま方と、お手伝いのお父さん・おじいちゃまと一緒に、がんばりました。
朝、登園してくると、煙がもくもくと園庭に立ち込め、いい香りがしてきます。
かまどでお湯をわかし、せいろでもち米を蒸す、昔ながらの方法で行う、穴川花園幼稚園のおもちつき。
煙が目にしみたり、鼻がツーンとしたり・・・
昔の人たちは、ご飯を作るたびにこんな思いをしていたのですから大変です。
もち米が蒸けると、石臼にうつして、まずは、きねでこねます。
米粒をつぶし、お米同士をくっつけてひと塊にしないと、おもちをついたときに、お米が飛び散ってしまうのです。
全体重をかけながらグイグイっときねをねじってつぶします。
こうして、やっと、おもちがつける状態になるのです。
いよいよ「ぺったんぺったん」がはじまります!
まずは、力持ちお父さん・おじいちゃんがお手本を見せてくださいます。
きねを高く振り上げて、思いっきり臼に落とす感じ!
“バチン バチン” というような、大きな音が園庭になりひびきます。
その次に、子どもたちもつきました。
子ども用の小さ目のきねですが、結構重いのです。
「よいしょ~!よいしょ~!」とみんなの声が飛び交います。
つきあがったおもちは、おとなりのコーナーに運ばれます。
お粉がついたおもちは、鏡餅と、お土産用(お休みの子)の丸餅にします。
お昼ごはん用は、のりをまいた “いそべ餅” “きなこ餅” 。
「早く食べたいよ!」と子どもたち。
今年は全部で50キロのおもちをつかないといけないので、みんなフル稼働でおもちをつきました。
もちろん、先生たちも~がんばりました。
一足先に帰られる、お手伝いの方々には、みんなでお礼を言いました。
卒園生のお父さん・お母さんや、お引越しをされて遠くから駆けつけて下さったり、午後からお仕事やご用事があったり、お忙しい中、時間を作って下さった方がたくさん!
温かいお気持ちが溢れる、力強いお手伝いに感謝です。
お昼をちょっと過ぎたころ、待ちに待ったおもちの時間がきました。
お弁当箱の中に入ったおもちは、かなり大きめ。
一飲みしないように、敢えて大きく作ってくれています。
そうすると
「こ~んなに伸びた!」と楽しんだり、(つきたてのおもちは、こんなに伸びるんです!)
よくモグモグして、もち米の味をかみしめて、いただくことができます。
年少さんの中には、食べきれなかった子もいたみたいですね。
みんなで、お腹いっぱいいただきました。
こうして、お腹いっぱい、美味しいおもちが食べられたのは~沢山お仕事して下さったお母さま方のおかげでした。そこで、お礼の気持ちを伝えたくって、ホールに集まっていただきました。
寒空の下、冷たいお水で、もち米とぎをしたり、おもちつきの道具をきれいにあらったりしてくれた手。
出来たての熱いおもちを、ちぎったり丸めたり、味付けしてくれた手。
お母さんの頑張ったお手てと、子どもたちのありがとうの気持ちを込めたお手てをぺったんこ!
ありがとうタッチをさせていただいちゃいました。
仲良しお母さん同士も、お疲れタッチ!
最後は、仲良しアーチを通ってくれたお母さんたち
子どもたちのアーチは小さくて、せまくて・・・通るのが大変だったでしょう!?
でも、子どもたちのお腹をコショコショしたり、“ありがとう” と言いながら、笑顔で通ってくださいました。
今日まで、前々から準備をし、最後の後片付けまで、沢山お世話になりました。
美味しい!そして、楽しい “おもちつき” を! “ ありがとうございました ”
鏡餅は、『お正月さん』 が座るお座布団とも、言われています。よいお正月が迎えられるように、ののさまにお供え用と、各保育室に飾る用と出来上がりました。