6年生の同窓会

diary

6年生の同窓会

23年 3月 22日

11日に、東日本大震災が起こり、すでに同窓会の連絡をしてあったものの、6年ぶりの成長した姿が、どのような表情で来てくれるのか? どうお迎えしたらよいか? 先生方も緊張ぎみでドキドキしていました!

例年でしたら、「照れながら近況報告をして、ゲームに興じ、園でつくった食べ物を、みんなで思い出話をしながら、お母様方も参加して、作ってたべる・・・」のが、6年生の同窓会でした。

心配していた通り、卒園後、福島に行っていたY,I君は、おばあさまの家、市川からの出席でした。避難してきていたのです。

大震災のショックを、誰もがさまざまに受け止め、気が重く下向きかげんの中・・・

川口先生の「元気を出そう!未来は、君たちの手にかかっている! みんなで力を合わせたい!」と言う話は、成長した6年生の心に、すぐに一致したようでした。

つづいて「少し近くの人同士で、話し合って見ましょう。」

計画停電のホールの輪で、「僕たち私たちは、今何をするべきなのか? 何ができるでしょうか?」と、話し合いました。

担任であった先生ばかりでなく、全職員も加わり、真剣に話し合いました。

同窓会6年2

幼稚園の年長組の時、小豆を育てて、ケアハウスのお年寄りにお手玉を縫っていただき、収穫した小豆を一緒に入れて仕上げ、遊ばせていただいた事があったのを思い出したのです。

しかも、「お手玉の中に小豆とお米もいれてあげたら、小さい子があそんだり、食べ物がなくなったときに、中身を食べられる」という意見も出ました。

「メッセージを書き込もう!」と言う事にもなりました。

園長先生 「お寺に小豆とお米がありますから、もって来てあげよう!」

女子は、お手玉作り、男子は、紙ヒコーキ作りに、取り掛かりました。

同窓会6年1

今日は、「小豆を煮て食べるのかな?」「毎年、行ってきた記念樹を植えるのかな?」は、思いがけない内容となり、「被災した方々のことを思い、慣れない針運びをする」ことになりました。

皆、心を込め、一生懸命に仕上げました。

園長先生の知り合いの方の、避難所になっているお寺に、届けてもらう事にしました。

何事にも一生懸命な、そして夢いっぱいの新中学生でした! 

こころ豊かな社会を築いて下さることを願っています!!

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