お耳を拝借!

oyaoya sodan

お耳を拝借!

◇育ちあう

 涙で登園していた年少さんも、だんだんと、元気に遊びに出かけるようになりました。
 そんな年少さんを、部屋まで連れていったり、片付けやお弁当の支度を手伝ったり、年長さんは大忙しです。ですが、名前を読んでも返事が返ってこなかったり、「先生がいい!」なんて拒まれてしまい、お互いにしょんぼりなんてこともあります。
 
 手伝う方も手伝ってもらう方も、今はまだ上手にやり取りが出来ず、迷ったり戸惑うこともあるようです。ですが、こうしてたくさん関わっていくうちに、年少さんの様子を見ながら手助けしたり、年長さんを頼りにしたりと、相手の思いに気づき、優しさや信頼する気持ちが芽生えてくるのだと思います。
 
 そんな様子を見ていた年中の女の子が,こう言いました。「もう泣いてないから、お手伝いすることない・・・。
 彼女に「ありがとね。○ちゃんが一緒に遊んだり、お話してくれるのもお手伝いだと思うよ。年少さん、喜ぶとおもうなぁ。」と話すと、飛びきりの笑顔で「じゃあ、おもちゃ持って来るね」とかけ出して行きました。
 どの子も、相手を思う気持ちがあふれています。こうして、みんなで育ちあっていくのでしょうね。 

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